ランニング後に膝の痛みでませんか??

2024年05月9日

こんにちは!菊川駅前整骨院です!

最近は、気候も少しずつ暖かくなりランニングなど運動のしやすい季節となってくると思います。

そんな中、急にランニング・マラソンなど行うことにより発症するものがあります。

それは、「長脛靭帯炎」というものです。

端的に言うと、オーバーユースによる膝付近の痛みになります。
これから、走ろうとしている方などは要注意ですので、お気をつけください。

 

腸脛靭帯炎とは?

長時間のランニングなどをした際に、膝の外側が痛くなってくる疾患です。
腸脛靭帯炎は必ずしもランニング動作で発症すると限定されませんが、ランニングする方に多く発症するためランナー膝とも呼ばれています。
 
腸脛靭帯は大殿筋(おしりの筋肉)から始まり、大腿の外側を通り、膝下の外側に付着します。
この腸脛靭帯は膝の曲げ伸ばしとともに前方から後方に移動します。この際に大腿骨(太ももの骨)と擦れ合い炎症を起こし、腸脛靭帯炎を発症します。

また、腸脛靭帯炎は以下のような特徴があると発症しやすいと言われています。

・大腿骨外側上顆(大腿骨外側の出っ張り)が大きい
・股関節外転筋力が弱い
・内反膝(O脚)
・回内足(かかとが外側へ傾く状態)
・腸脛靭帯の伸張性が低下など
 

症状

症状としては、ランニングなど膝の曲げ伸ばしを長時間行った際の痛みが主な症状であり、オーバ-ユース(使いすぎ)シンドロームとなります。

初期症状では運動中や運動を終えたあとに痛みがでますが、安静にしていると痛みはなくなります。ただし、腸脛靭帯炎が悪化すると、歩行時や安静時にも膝の外側に痛みを感じるようになります。

検査方法

グラスピングテスト grasping test

 

膝関節屈曲位で大腿骨外顆よりやや近位部の長脛靭帯を圧迫しながら膝関節を伸展させると、炎症部位(大腿骨外側顆)に疼痛が誘発される。

 

 鑑別疾患

成長痛であるオスグット・シュラッター病やオーバーユースシンドロームである鵞足炎があります。また、変形性膝関節症半月板損傷との鑑別も必要になってきます。

自己判断で腸脛靭帯炎と判断してしまうと症状が悪化し、上記の通りに歩いていたり何もしていなくても痛みが出たりしてしまうため、数日間様子を見ても症状が改善しない場合は医療機関を受診するようにしましょう。

自宅でできる緩和方法

患部のアイシングやスポーツの中止などがあげられます。
スポーツ活動の中止後に痛みがなくなったらストレッチやフォームローラーなどのケアを行いながら徐々に運動を再開していきます。
 

菊川駅前整骨院では?

当院では、症状が強いうちはアイシングや超音波治療器などを用いて症状の改善・緩和を行っていきます。その後症状が改善した際には、再発予防として関連筋の柔軟性の向上やテーピングによる内反膝や回内足の緩和や筋のサポートをおこなっていきますので、お気軽にご相談ください。

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