首の痛み、手のシビレには注意!
2020年07月16日
皆さんこんにちは!菊川駅前整骨院の石井です。
突然ですが、【頚椎症】について先日あったお話を交えてお話させていただきます!
ある日、自宅に帰ると、母が「首が痛い」「手がしびれる」「手の力が入らない」と言っており「首を動かせない」
とまで言っていました。
僕は、まさか…
と思いながら徒手検査法をいくつか行い、案の定【頚椎症】と判断いたしました。
僕はすぐさま自宅で出来る簡単な手技を行いながら簡単に頚椎症のことを伝え、数日かけて何とか症状は落ち着き、
幸い今は多少の首周りの痛みはあるものの、痺れ感や脱力感などは落ち着きました。
頚椎症とは??
頚椎症とは、加齢により椎間板の水分が減りクッション作用がなくなってしまい、日常的な首へのストレス、不良姿勢などによって首の骨(頸椎)がぶつかり椎間孔(神経の通り道)を狭めてしまう、最悪の場合変形を伴ってしまうものです。
50代以降の男性に多く、同じ年代の女性に比べると倍くらいの罹患者がいるといわれています。
原因
首の骨は7つで構成されており、その頸椎の間に椎間板というクッションが存在します。
その頸椎の中は筒状になっておりその中を脊髄が通り、枝分かれして頸椎の間から神経根が通ります。
椎間板は主に水分で出来ており、20代あたりから徐々に水分が身体から抜けていきます。
そうすると椎間板が徐々につぶれ神経根の出口=椎間孔が狭くなってしまいます。
そしてそこがごつごつとぶつかることによって変形も伴ってしまい「骨棘」が出来上がってしまいます。
症状
圧迫が起こる場所によっては【変形性頚髄症】と言って、脊髄そのものを圧迫してしまうことがあります。
そうなると、首のあたりの痛みはもちろん、圧迫はそのまま下半身に向かう神経にたいして起こるので首から下に対してしびれや重だるさ、脱力感などが左右両方に基本的に起こります。
歩行障害、下肢の筋力低下、麻痺、膀胱直腸障害(排尿、排便障害)が起こった場合は重篤な可能性が高いです。
圧迫する場所が神経根の場合ですと、首肩の痛み、重だるさ、肩周りから腕周りまで神経支配領域に対してのシビレ、脱力感、ひどいと麻痺が出てしまうこともあります。
また、上を向く動作が特に辛く、デスクワークなどが長く続くと症状が強く出てしまうことがあります。
基本的には片側のみに症状が出ることが多いですが、臨床上両側に出ることがたまにあります。
検査
ジャクソンテスト:首を後屈させ、圧迫することで椎間孔を意図的に狭め症状が増強するかを確認します。
スパーリングテスト:ジャクソンテストにプラスで側屈を入れ、より椎間孔を狭めるテストです。
菊川駅前整骨院では、病院ではないためレントゲンやMRIなどは取れません。
今現在出ている症状や徒手検査によって症状の確認します。
治療法
菊川駅前整骨院では度合いにより行う手技が違いますが、
・電気治療:当院では「干渉波」といわれるものを使っております。
電気刺激により筋肉を動かし、筋ポンプ作用で血流促進、筋肉の柔軟性UP、痛み物質の除去ができます。
・トリガーポイントマッサージ:痛みを出している原因の場所=トリガーを狙って緩めます。
・i-care式関節調整:i-careグループ独自の関節調整法になります。その場で関節の動きの変化を実感していただけます。
・筋膜リリース:全身を覆っている筋膜から原因を見つけ出し、筋肉と筋膜の滑りをよくする治療法です。
・関節矯正治療:変形がないときのみに行います。関節の位置を正しい位置に戻します。
・ハイボルテージ治療:高電圧電流を深部まで到達させる治療法です。消炎作用、痛み軽減、治癒力促進、筋の柔軟性UPが見込めます。
など、様々な施術方法があります。
まとめ
日常的に、肩こり、首コリがひどいくらいに思っていた人が突然激痛に襲われたり、痺れが出たりしてしまいます。
《最近肩こりの痛みが強くなった》《上を向くと辛い》《腕、手にしびれが出ている》などの症状が少しでもありましたら治療を受けることをオススメいたします!
その際はいつでもご相談くださいね☆