産後ケアとマイナートラブルについてPart2

2021年12月28日

前回のはこちら

産後ケアとマイナートラブルについてPart1

 

 

慢性疲労

これも訴えとしてとても多いです。

それは何故か?

 

前回産後のママさんは子育ての際

常にダンベルを持ちながら生活をしているようなものとお話ししましたね。

 

 

 

 

 

 

まずこれがほぼ毎日続くこと、そして赤ちゃんを寝かせるために

時間を使い自身が身体疲労、睡眠不足に陥ります。

 

 

 

 

 

 

人間は睡眠をとることで1日の体力を回復します。

しかし、それができなくなると疲労は蓄積し

身体の内側から異常が出てきます。

 

特に睡眠不足と疲労蓄積によるダメージは自立神経の乱れを招き

様々な神経症状産後うつを引き起こすことも稀ではありません。

 

これに関しては今問題となっているワンオペ育児が関係してきます。

 

脚の浮腫(むくみ)

こちらも産後じゃなくても起こりますが

産後は特に起こりやすいです。

 

浮腫は基本普段の食生活が大きく影響してきますが

産後の場合は大きく2つが要因になります。

 

・産後に出るホルモンの代表格リラキシン

このホルモンは産道を確保するために骨盤周囲の筋肉、靭帯、関節を緩める作用があります。

 

この影響で内臓を支えている

お腹のインナーマッスルの機能が弱まってしまい

内臓が下に落ちてきてしまいます(内臓下垂)

これが起こることで脚に向かう血管が圧迫されてしまい血流障害が起こってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

血流が悪くなるということは

水分などその他の成分も脚に溜まりやすくなり

結果浮腫が生じます。

 

また、血流が悪くなることにより

筋肉が正常に作動しなくなり基礎代謝低下による

下半身太りこむら返りなども起こすことがあります。

これが産後履けていたズボンが履けなくなる現象の要因になります。

・体内の水分?

授乳の際、母乳が必要になるため

その生成のために体内に水分を溜めやすくなります。

こればかりは身体の反応なので防ぐことはできませんが対策はできます。

 

適度な運動を行って汗をかいたり→余分な水分を外に出す

食べ物では水分排出を手助けするカリウムを多く含んだ食事を摂る。

産後は育児で忙しく食事が偏りがちです。

そこから浮腫だけではなく体重増加に

繋がりますので注意が必要ですね。

体重増加

産前はお腹の赤ちゃんに栄養を与えなければいけないので体重が増えるのは当たり前です。

 

しかし、問題は産後になっても体重が落ちない

どころか増えてしまっている!

 

 

 

 

 

 

 

これもリラキシンで緩んだ筋肉が要因になります。

筋肉が緩むと機能が弱まり基礎代謝が落ちます。

 

基礎代謝とは何もしていなくても消費してくれるカロリーの量を指します。

基礎代謝が高ければ高いほど痩せやすい身体と言えます。

 

そして骨盤周囲でもこの現象が起こるのです。

骨盤周囲の筋肉は大きく広範囲な筋肉が多く

存在しております。

基礎代謝は筋肉の状態に比例します。

 

 

ということは?

 

筋肉が緩んで機能しなければ基礎代謝は

それにつられて落ちるということです。

 

基礎代謝が落ちれば

何もしていなくても消費するカロリーが減ります。

消費が減る状態でいつも通りの食事をしてみましょう。

摂取カロリーが消費カロリーを上回りどんどん

太っていきます。

 

また、この状態で産後ママさんの陥りやすいのが

時間がなく簡単に食べられるパンやインスタント食品メインの食生活です。

栄養が偏るだけでなくこういった食品は高カロリーがほとんどです。

 

 

 

 

 

 

 

 

この仕組みで産後太りが起こってしまうのです。

最後に

というわけで前回、今回と産後トラブルについてのお話になりました。

マイナートラブルについては

ごく一部のご紹介になります。

この他に産後うつや肌トラブルなどあげたらキリがありません。

 

こうならないためにも早めのケアが必要なります。

 

産後直後は病院などでサポートは受けられますが

退院後のほとんどは突然自分でなんとかしなければいけなくなります。

産後に関して、自分でできるケアなんてたかが知れてます。

必要なのは整骨院などの機関で骨盤を締めたり

自治体が行なっている産後ケア教室などを利用するといいでしょう。

 

菊川駅前整骨院では多くの産後ママさんのケアをさせて頂いております。

産後骨盤矯正だけでなく産後マイナートラブルに関しての整体なども施しております。

 

今回のような症例は放置すると基本あとで治りが遅くなり面倒な症状になります。

そうなる前に早めのご相談を頂けると幸いです。

 

長々なりましたが

以上になります。

ご拝読頂きありがとうございました!